クールダウンしていく街に、冬の気配を感じるきょうこの頃。きっと、あっという間に、クリスマスムード一色になるのでしょうね。というわけで、まだちょっと早いかもしれませんが、今回はクリスマスにまつわるお話です。年末に向けて、楽しい行事がたくさん待ってますが、風邪などお召しになりませんようお気をつけくださいね。
もともとは冬至のお祝いだった。
ご家庭やご友人同士でパーティを開き、みんなで楽しく過ごす。クリスマスになると、よく見られる光景ですが、こうした風習は古くからあったもので、ヨーロッパ諸国ではその年の収穫に感謝する「冬至のお祝い」だったといわれています。冬至とは、太陽の出ている時間が一年のうちで最も短い日のこと。その日に、家族や友人で集まって楽しく会食し、これから迎える冬に備えて体力を蓄えようというのが目的だったのですね。そのためか、世界の国々を見ると、その国の伝統的な料理が、クリスマス料理となっているようです。
英国で人気のプディング占い。
たとえば、イギリスの代表的なクリスマス料理といえば、ハーブやスパイスのきいた混ぜものをスタッフィングしたローストターキー。そして、それと並んで多くの家庭で食されるのがフルーツケーキです。このケーキには、ブランデーやラム酒と混ぜて熟成させたドライフルーツやナッツ類がたっぷりと入っていて、ホイップクリームなどをつけて食べます。また面白いのは、指輪やコインなどを入れて焼くプディング。自分に切り分けられたものに何が入ってるかで、新しい年の占いをするというもの。ちなみに、指輪が入っていたら早く結婚できて、コインが入っていたらお金持ちになれるそうですよ。
「ン」がつくものを食べよう。
さて、日本ではどうでしょう。冬至のことを一陽来復(イチヨウライフク)ともいいますが、これは、冬至を境に日照時間が長くなることから、太陽の力が復活する日という意味です。この日に、ナンキン、レンコン、ニンジン、ギンナンなどのように、「ン」の文字が二つあるものを食べると、幸運が重なるといわれています。これらの食材で作った料理を、大皿に盛り合わせて出す料亭もあるそうですが、自らお皿に取り分けていただくことで、運をつかんでくださいという粋な計らいなのですね。日本料理の奥深さを感じます。みなさんのご家庭でも、「ン」のつく食材を使って、幸運をつかむクリスマスにしませんか。
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- 公開 2010-11-13 10:51