アルビス株式会社

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とと夏のとやまの画像

猛暑かと思えば、いきなり大雨が降ってきたり、今年の夏はどうなってるのでしょうね。お仕事やお出かけなどで外に出る機会も多いと思いますが、こんなときこそスタミナのつく料理を食べて、しっかりと体調を整えたいもの。今回は、栄養満点でおいしい「魚のすり身を使ったお好み焼き」をご紹介したいと思います。

高岡のご当地グルメとして大人気。

ととのみ焼きの写真
魚のすり身を使ったお好み焼きといえば、富山のご当地グルメにくわしい方ならピンとくるかも知れません。そう、高岡流お好み焼き「ととまる」ですね。数年前から、高岡市では飲食店の経営者などが協力し合って、お好み焼きによるまちおこしが進められています。先日、この街を訪れて驚いたことに、なんと、お好み焼き屋さんだけでなく、うどん店、カフェ、炉端焼、洋風レストランなどのいろんなお店が、ととまるをメニューに取り入れて出してるのですね。「ととまる五ヶ条」というルールがあって、「昆布を使うこと」「丸い形であること」などは守られていますが、それ以外の味つけや素材はお店によってさまざま。白海老のかき揚げをのせたものや、ピザ風のトマトソースをトッピングしたものなど、各店のこだわりが伝わってきます。毎年5月頃には、各店が自慢のととまるを持ち寄って味を競う「ととまるグランプリ」も開催されてるとのこと。ととまるが食べられるお店は50店以上もあるそうなので、巡り歩いてみるのも楽しそうですね。

アルビスでは「ととのみ焼き」が新登場!

ととのみ焼きの写真その2
さて、人気のご当地グルメを、みなさんのご家庭でも味わっていただきたくて、アルビスでは新鮮なキャベツを練り込んだ魚のすり身「ととのみ焼き」を発売しました。袋から出してフライパンやホットプレートで焼くだけなので、気軽に調理できます。しかも、ととのみ焼きに使われているのは、氷見でとれた魚のすり身。これがまた絶品なんです。氷見では、魚のすり身のことを「ととぼち」といいますが、「とと」とは「魚」のことで、「ぼち」とは「餅」のこと。つまり、もともとは「とと餅」だったものが訛って「ととぼち」になったのではないかと考えられています。この地方では、こんがりと油で揚げた「すり身揚げ」にして古くから食されていますが、モチモチッとして柔らかく、魚の旨味がジュワ~ッとしみ出てくるのですね。そんな、おいしい氷見産のすり身を使った「ととのみ焼き」。作り方を載せておきますので、ぜひ一度お試しになってください。

今年は、とと三昧の夏になりそうだな・・・

氷見のととぼち(魚のすり身揚げ)の写真
ところで、高岡や氷見を訪れておもしろいなと思ったのは、魚のすり身を使ったいろんな料理に出会えたことです。昔ながらのすり身揚げやすり身団子のみそ汁などのほか、新感覚の料理がたくさんありました。たとえば、すり身にパン粉をつけて揚げたトトカツ、洋風の特製ソースをかけたととぼちハンバーグ、そして肉の代わりにすり身団子を入れたととぼちカレー。その中でもとくに気になったのが、白身魚のすり身で作った素麺でした。聞くところによると、氷見にあるかまぼこ店さんが作ってるそうで、知る人ぞ知る逸品だとか。白身魚の身をきめ細かく練って、細い金口の絞り器でニュルニュルッと押し出し、そのままお湯が沸いた鍋に落としこんで茹でるそうです。これはぜひ食べてみたい、というか、自分でも作ってみたいと思いました。まずは、どんな魚のすり身がおいしいのか、その研究からスタートですね。いつかこのコーナーでもご紹介したいと思います。

家族で作ろう!
アルビス流お好み焼き

ととのみ焼きの写真(焼くまえの画像)

ととのみ焼きの作り方はカンタン!

ととのみ焼き用のすり身を一度よく練ります。すでにキャベツが入ってますが、このほかにお好きな具材を混ぜてもかまいません。
熱したフライパンに油をひいて、丸い形に整えながら焼きます。
片面を中火で3~4分、焼き目がついたら裏返し、フタをして蒸し焼きにします。
(ココがポイント!)
裏面に焼き目がついたら、もういちどひっくり返します。
ソースとマヨネーズをかけ、お好みでかつおぶし、青のり、ネギなどをトッピングしたらできあがり!塩気もきいているので、特に味付けしなくてもいけますよ!